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Questyle QP2Rです。価格は159,800円となかなかの高級機です。最近の高級DAPがホイホイ出てくるから麻痺していますが20万近いDAPって数年前なら間違いなく「異常」の枠だっただけに、近年の高級DAPの浸透具合には少し驚いています。

まず良い点と悪い点を簡単にまとめます。
良い点
・フルディスクリート純A級動作&BIASコントロールシステムの強力なアンプ部によりヘッドホンの駆動力は抜群
・DACチップに旭化成AKM4490を積んだことによりQP1Rより解像度が良く見通しの良い音に
・ホイール部が回しやすくなりQP1Rより操作性は大分向上
・新たに2.5mmバランス出力に対応
悪い点

・QP1RではMicroSDが2枚挿せたのに対しQP2Rは1枚しか挿せなくなっている。
・公証連続再生時間は10時間だが、BIASコントロールをhighにした状態では6時間程度が限界とバッテリーの持ちはあまり良くない
アートワークの画像の下が5分の1くらいシークバーで隠れる(ファームウェアアップデートにより改善されました)
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1、ホイールが回しやすくなったことで操作性はかなり向上した
QP1Rよりホイールが回しやすくなったことで操作性はかなり向上しました。QP1Rはホイールがかなり回しにくく代理店が操作性改善のために滑りにくいホイール保護シールを作ったり色々苦戦されていましたが、今回のQP2Rは初期状態でもかなりホイールの回しやすさは改善されています。
ただしUIは「シンプルだから操作しやすい」という程度で特筆するほど使いやすさがあるわけではありません。まぁ色々ゴテゴテしたUIよりこういうシンプルで直感的に操作できるUIのほうが私は好きですけどね。
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2、UIはQP1Rから一新されたが、使いやすさは正直ドッコイドッコイ 
UIはQP1Rから一新されましたが正直「QP1Rのままでよかったのに」と思うくらいに使いやすさは大差無いです。正直QP1Rのほうがデザイン的には見やすかったかも、、、w
またQP2RのUIには1つ問題があって2枚目の画像の左側ようにアートワークの下5分の1くらいがシークバーによって消えてしまいます。QP1Rも同じくらいの面積をシークバーに取られていましたが、こちらは半透明でアートワークが見えるようになっていたのですが、QP2Rは真っ黒なシークバーで完全に欠けてしまっています。私はアートワークはあまり気にしないほうですが、気になる人は結構気になる点だろうなと思います。(ファームウェアアップデートにより改善されました、ただ何故かファームアップしたら小さめに表示されるようになりました、、、w)
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3、音質は抜群、解像度の高さと全体的な音の密度の高さがクセになる音
音質は素晴らしいといっていいと思います。音の傾向としては旭化成のAK4490を採用したおかげかQP1Rより解像度が高く見通しの良い音になっています。正直QP2Rは最初試聴した時はQP1Rより面白味の無い音になってしまった印象があってあまり良く見ていなかったのですが、じっくりと聴いてみると音の密度の高さと、それを生かす解像度の高さが感じられ相当にクオリティの高い音であることに気が付かされます。(初試聴の時に悪くはないけど、うーんみたいなこと書いてゴメンなさい、、、w)
音の中で一番印象的なのは低音域でQP1Rが少しゆったりとした趣のある音を鳴らすのに対し、QP2Rは非常に密度がありつつもカッチリとした筋肉質な低音を鳴らしくれます。QP1Rの少しゆったりとした音も非常に音楽的で楽しい音なのですが、デスメタル、ハードロックといった力感を必要とする音源を聴くと「ドラムの音の弾み」「ベースの唸り」といった音が驚くほどの情報量で耳に届き、非常に密度がありつつも粒立ちの良い生き生きとした音で聴くことができます。この音の粒立ちの良さは現状他のDAPでは真似出来ない質感ではないかなと思います。
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4、駆動力は「圧倒的」と言えてしまうほどの高さを誇る。BIAS設定「high」の音は文句のつけようがない程
QP2Rの一番の魅力はイヤホン、ヘッドホンの駆動力の高さだと思います。QP1Rも非常に駆動力の高い製品でしたがQP2Rはアンプ部を一新し
BIASコントロールシステムを搭載したことにより駆動力の高さに磨きがかかり「圧倒的」と言えるほどの駆動力を実現しています。
私の手持ちの中でもかなり鳴らしにくいDT1770PROでチェックをしてみたところ「ポータブル機材の割に頑張っているね」というような音ではなく「このくらいのヘッドホンは余裕で鳴らせるよ」と言われているような安定した音を聴かてくれます。試しに手持ちのPlenue2と音を比較してみたところ、Plenue2も解像度の高さや音の綺麗さでは本当に素晴らしい機材なのですが、DT1770PROを駆動してみると低音域が露骨に痩せてしまい寂しい音になってしまいます。しかしQP2Rは低音域の深みや密度がしっかりと生きておりDAPに直接繋いで聴いていることを忘れさせる程の音を鳴らしてくれます。Questyleはメーカーの方針として「ホームオーディオの音をポータブルでも」といった意気込みがあると聞いていますが、それが大げさではなく感じられるほどQP2Rの音はポータブルアンプの必要性を全く感じさせない今までのDAPとは一線を画す音を鳴らしてくれます。
ただし、BIAS設定「high」に設定した状態ではバッテリーの減りが早くなっており公証の連続再生10時間よりかなり短い時間しか再生できなくなります。ここはイヤホンの場合はBIAS設定をLowにする等の工夫をしたほうが良いかもしれません(Lowでもイヤホンの駆動には全く問題無い駆動力の高さを誇ります)
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5、駆動力の高さはイヤホンの再生にも非常に生きてくる。今まで印象の悪かったイヤホンも再評価してしまうほど。
駆動力の高さというとどうしても「大型ヘッドホン」を鳴らす際の問題でイヤホンの場合はあまり気にしなくても良いイメージがありますが、イヤホンの再生でも駆動力の高さは確実に音に生きてくると思っています。特にQP2Rは低音域が埋もれがちな多BA機や低音が多くモヤっとした音のイヤホンを「お前こんな音鳴らせたのか」と再評価させてくれる事が多々あります。SuperAudio 7BAというBA7機のイヤホンでチェックしてみたところ、この機種は元々印象が良くレビューでも高い評価をしたのですが、QP2Rでは全体的な音の分離が際立って良くなり今までの印象以上の密度感がありつつもしっかりと粒立ちの良い音で鳴らしてくれ多BAの音があまり得意ではない私からしても文句の無い良い音を鳴らしてくれます。
是非QP2Rを試聴する際は気に入っているイヤホン、ヘッドホンは勿論のこと、今まで印象が悪かった製品でも聴いてみてください、そうするとこのDAPのポテンシャルの高さに驚かされるのではないかなと思います。
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6、玄人向けではあるが、非常に素晴らしい音を鳴らしてくれる名機
音質は本当に素晴らしく特に駆動力の高さは圧倒的と言えるほどの製品ではあるものの、UIやバッテリーの持ちなど「初心者に勧め易いか?」というと正直NOと答えてしまうタイプの製品かなと思います。ある程度オーディオをやられていた方にお勧めしたくなる製品で、ハマるとこれ以外は考えられないと言えるほどドップリと気に入れる趣味性の高い製品だと思います。
QP2Rの音の密度と粒立ちの良さは本当に1度ゆっくりと聴いてみてほしくなる魅力のある製品です。最近のDAPはどちらかというと小綺麗な音を鳴らす機種が多く、音の綺麗さという面では素晴らしい物が多いのですがQP2Rのように低音域の力感や全体の音の密度感を感じられるガッツのある音を鳴らしてくれる製品はかなり貴重だと思います。ロック、メタル音源をメインに聴く人や、最近のDAPは小綺麗な音はするけど力感が足りない!と思っている人に是非お勧めしたい製品です。

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