DSC04455
TinHiFi C2 Mech Warriorという現在39ドルで販売されているダイナミック1発構成イヤホンのレビューです。うちの場合HIFIGOさんからまわしてもらったものなのでHIFIGOのリンクを貼っていますが、個々に好きなところから買ってもらえたらと思います。
販売サイトはHIFIGOはこちら Amazonはこちら
tinhifi-c2-mech-
注目ポイント
・プロフェッショナルなチューニング調整: C2 は、世界中のオーディオ愛好家から提供された提案に基づいて、深く最適化されています。
→良くも悪くもTINHIFIは音造りに一貫性がある印象がありますね。合う人には合うし、合わない人には本当に合わないメーカーだと思いますw

良い点
・良い意味でいつものTINHIFIらしい硬質な音の鳴るドンシャリ傾向で、全体的に音の輪郭がハッキリとした音でとても楽しい。
TinHiFi T2 PLUSが日本でも結構人気になったが、あれはTINHIFIにしては大人しめな音だったので、個人的には、このC2のようにいかにもTINHIFIらしい音造りのほうが好き。
・高音域の煌びやかな、少し金属的にキンつく音がとても楽しい。ダイナミック1発だが、高音域にBAでも積んでるのか?と思うような鮮やかさ(ここが苦手な人も多そう)
・低音域はとてもスピード感のある引き締まった音。
・「ドンシャリで何が悪い」とメーカーから言われているような潔さがある(笑)
悪い点
・良くも悪くもいつものTINHIFIのドンシャリの少し金属的なソリッド音なので、自然さを重視する人、フラットな音を求めるなら合わない。
・高音域はいつも通り刺さる帯域も主張が強めなので、刺さりを気にする人にも合わない。
・デザインはKZ ZS6みたいで正直あまり好きじゃない
DSC04463TINHIFI C2
音質評価 89点
1、いつものTINHIFIらしい金属的な少しソリッドな音が鳴るドンシャリ傾向、でもそれがいい。ドンシャリで何が悪い!

音は39ドルで買えるイヤホンとしてはかなり良いと思いますが、わかりやすいドンシャリの元気な音なので好みは分かれる音造りです。逆に言えばTINHIFIの今までのイヤホンの傾向が好きだった人は安心して買えるイヤホンだとも言えます。
音の傾向は軽く低音域寄りのドンシャリ傾向、全体的に少し金属的なソリッドさがあり、引き締まった音でありつつ、音の輪郭に少し強調感があるスピード感がある音です。ただ、TINHIFIの中では高音域の刺さりやすさは控えめな印象があるので、例えば同社のT3の音が概ね良い音ではあるけど、少し高音域はヤリスギかなぁと思う人に丁度いい塩梅になっているかなと思います。TINHIFIは基本的な音の傾向は決まっているものの、この高音域をどの程度明るく出すかで製品ごとに色々試行錯誤している印象がありますね。個人的にはT3くらいの明るさと刺激のある高音域も大好きでしたが、今回のC2くらいのほうが元気な音でありながらも、万人に好かれやすいバランスかなと思います。
DSC04461DSC04459
音のバランス
高音域 □□□□
中音域 □□□
低音域 □□□□
2、良い意味でとにかくソリッドな引き締まった元気な音、高音域の煌びやかさはこの価格帯でも随一に魅力を持つ。ただし、TINHIFIらしい派手な音造りが気に入るかどうか、これ次第で評価が大きく変わるイヤホン。

音の傾向は低音域寄りのドンシャリ。音場は広くも狭くも無く。
高音域は非常に明瞭でダイナミック1発のイヤホンではありますが、ハイブリッドでBAでも積んでるのかな?と思うくらいに明瞭でキラキラとした煌びやかな音が鳴ります。ドラムのハイハットの音はしっかりと刺さる音も減衰させずにそのまま鳴らしてくれるので、シンバル音の刺激を求める人には非常に楽しめるイヤホンだと思いますが、刺さりを気にする人には苦手な音だと思います。同社のT3よりは少し抑えめになっているので、過度に刺さりを気にすると人以外は大丈夫かなとは思います。
中音域は少し遠めに鳴りますが、全体的な分離が良いのもあって低音域が強い場面でも埋もれることなく、くっきりとした音像でクセの少ない音を鳴らしてくれます。特段魅力的な質感がある印象はありませんが、変に味付けをしていない音がちゃんとクッキリとした音像で鳴ってくれるので、聴いていて不満は特に感じません。
低音域は非常にソリッドな引き締まった音で、音の輪郭を少し強調した金属的な質感の乗った音が鳴ります。とても引き締まったスピード感のある音で、スラッシュメタル等を聴くと本当に楽しいノリの良い音が鳴りますが、音の輪郭に金属的な「いかにもソリッドです!」と言わんばかりの輪郭の強調感があるので、ここは好みが分かれるかなと思います。自然な音だとは思いませんけど、正直低価格のイヤホンはこれくらい味付けがあってもノリの良い音が鳴ってくれるほうが好きですね。
相性の良い音源はゲームサウンド、アニソン、スラッシュメタル、パワーメタル、ロック等、基本的にノリの良いスピード感がある音なので、疾走感のある音源やアップテンポな音源と相性が良い。
相性の悪い音源はジャズ、バラード、声楽系など、基本的に何でも元気な音で鳴らすドンシャリ傾向なので、生音に近い音、より自然な音を求めるなら合わない。
DSC04465
おススメ度 90点
3、良い意味でいつも通りのTINHIFIを突き詰めた音。最近の低価格イヤホンはフラットな傾向を追い求めてドライバの粗ばかり目立つイヤホンが多いが、個人的には低価格帯のイヤホンはこういう粗を上手く隠してくれるような音造りのほうが圧倒的に好感が持てる。

音はなかなか良いです。良くも悪くも元気なドンシャリ傾向の音で、一聴して「あー、いつものTINHIFIだ」となるような音なのですが、個人的には特に低価格帯はこういう音は大いにアリだと思っています。最近は低価格帯でもフラットなクセの少ない音を追求するような製品が多い印象がありますが、そういうフラットでクセの少ない傾向のイヤホンは、低価格帯でやるとドライバの限界が音の粗として見えてしまう印象があり、やたら薄味のファストフードを食べさせられているような違和感があります。個人的にはこういう、音の細かい粗は無視して聴けるような元気な音が鳴る味付けを上手くしてくれるほうが好みであり、そういった傾向のイヤホンを作るのが本当にTINHIFIは上手いと思いますね。
ノリの良い、スピード感のある音の鳴るイヤホンを探している人におススメしたいイヤホンです。「ドンシャリ=ダメな音」みたいに捉えられがちな印象がありますけど、「ドンシャリの何が悪い!」をを良い方向で体現してくれるメーカーだと思います。好みは間違いなく分かれる音ですけど私は大好き。
このエントリーをはてなブックマークに追加