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volkchoiのARTTI T10という現在69ドルで販売されている平面駆動タイプのイヤホンのレビューです。レビュー依頼が来た時は「いや、どこやねん」と思ったのですがメーカーというよりはvolkchoiという店のブランドっぽいです。付属していたケーブルをまとめるバンドがLETSHUOERの物だったから、LETSHUOERの関連かOEM系っぽいですね。
販売サイトは 直販がこちら Aliexpressはこちら  

注目ポイント
・14.2mm デュアルマグネット平面駆動ドライバー 
→恐らくこのブランドの1作目のイヤホンだと思うのですが、いきなり69ドルで大型平面駆動ドライバのイヤホンとはなかなかチャレンジングですねw

良い点
・音は非常に良い。平面駆動らしい音の厚みがありつつも、全体的に非常に抜けが良く音のトゲトゲさが無く当たりの優しい音なのがとても好印象だし、良い意味で独特。
・非常音のレンジ感が広く、カナルにありがちな音の閉塞感が無いのが良い
・高音域の煌びやかな音の主張がとても気持ちが良いが、それでいて音の刺さりは少な目
悪い点
・ハッキリ言って見た目が安っぽい
・筐体は大き目で耳が小さい人は合わなそう
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音質評価 93点 
1、情報量の多い少し濃いめの音でありながら、全体的に音のアタリが優しく聴き疲れしにくいマイルドな音になっているのがとても好印象だし良い意味で独特。

音はかなり良いです。こういう平面駆動のイヤホンは最近は低価格でも良い物は増えているのですが、私のイメージとしては「音のキレの良さを強調した少し聞き疲れしやすい音」か「情報量は多いけど音の分離がイマイチで少しダマになる」ようなタイプの製品のどちらかが多い印象なのですが、このイヤホンは分離は結構良いのに少しマイルドで聴きやすい音を出してくれます。
音の傾向は少し高音域寄りです。低音は少し少ないですが、必要十分は鳴らしてくれます。まず一聴して全体の音の抜けの良さと、音のアタリの優しさがとても印象に残ります。音自体は解像度が高くハッキリとした音なのですが、高音域が非常に抜けが良く伸びやかに鳴ってくれますし、低音域は量感は少し少な目なおかげで解像度は高くありつつも、非常に聴きやすくマイルドな落ち着いて聴ける音になっています。ただ低音域の迫力重視な人にはあまり向かないですね、必要十分には鳴ってくれる印象ですけど。
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音の傾向
高音域 □□□□
中音域 □□□■
低音域 □□□■
2、良い意味で刺激の少ない音、これだけ高音域が煌びやかな音を鳴らしつつも、少しゆつたりと聴ける音色になっているのは少し不思議な感じすらあるが、それが面白い。

音の傾向は少し高音域寄り。音場は広め。広めではあるけど筐体の響きで音場が作られている感じが音からもわかるので、少し箱庭的というか、大ホールで聴いてる感じではなくて小ホールで聴いているような広がり方かなと思います。
高音域はかなり明瞭で少し刺さりやすい音を強調気味に鳴らします。刺さりを気にする人は合わないかもしれませんが、音の抜けが非常に良いので出音の鋭さの割には耳につく印象がなく、むしろすこしマイルドに聴こえます。しっかりとドラムのハイハットの耳に刺さる帯域も曇らせることなく耳にストレートに届けつつも、刺激的になりすぎない音造りは非常に好印象でした。
中音域は少し広がりのあるゆったりとした音を鳴らします。広がりがあるといっても、筐体の響きを生かして少し余韻を付加しているような感じで、音像自体を変に拡大することなく鳴らしてくれるので、非常に自然で聴きやすい音を鳴らしてくれます。ただ音の主張としては少し弱めかな。
低音域は量感はしっかりあるものの重低音域の再現度は少し低めです。ただ、これが意外とマイナスになっている印象が無く、ハードロックやEDMといった音源は確かに音の圧が足りないなと感じはするものの、全体的にハッキリとした音造りでありながら重低音域の圧が少ないおかげで「ノリやすい音だけど、結構マイルドで聴きやすい」という上手い塩梅で聴けるイヤホンになっている印象です。こういう感覚のイヤホンは初めてかもw
相性の良い音源は、POPS、ロック、バラード、ジャーマンメタル等、聴きやすい音ではありますが全体的には少しノリが良く鳴る傾向なので、ミドルテンポ以上の音源がより相性が良いでしょう
相性の悪い音源はデスメタル、EDM、パワーメタル等、重低音域の再現度はイマイチなので、低音域の圧を求めるような音源とはあまり合いません。
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おススメ度 93点
3、「ノリが良い音でありながら少しマイルドで聴きやすい」という、一見相反するような音を上手い塩梅で実現していて非常に好印象。

音はかなり良かったです。正直私はどちらかと言えば音質は「音のエッジは少し際立つくらいの、キレッキレで少し聞き疲れしやすいくらいのイヤホンが最高だぜ!」って派なのですが、このイヤホンはしっかり音の分離の良さがあり、ノリの良い音でありつつも、全体的に音の広がりだったり、抜けの良さ、重低音域を少し抑えていることから「ノリが良い音でありながら少しマイルドで聴きやすい」という一見矛盾しそうな音を上手く実現してくれている印象で、万能な音では無いものの、非常に良い意味で独特で面白い音だと思いました。筐体は正直プラスチッキーで安っぽいけど、まぁ実際69ドルと安めの価格帯のイヤホンだしね。
ノリが良いけど聴き疲れはあまりしないイヤホンを求めている人、安くて良い平面駆動のイヤホンを探している人におススメしたい意欲作です。
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