
ODA Amarantine A500 Wood Editionという現在502ドルで販売されている5BA構成イヤホンのレビューです。今回はメーカーから直接のレビュー依頼です。
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総評89点
・音場の広さと響きの美しさがかなり印象的なイヤホン。中音域の質感や、独特な広がりのある音はかなり独特で魅力的ではあるが、良くも悪くもこのイヤホンならではの味付けは強め。
良い点
・非常に音場が広く、適度な広がりがあるとてもゆったりとした音が面白い。
・ゆったりとした音ではあるが解像度は高く激しい音源でも音が崩れない。
・中音域の表現力がとても豊かで聴きごたえあり。
・かなり聴き疲れしにくい。のんびり聴きたくなる音。
・筐体が木でカッチョイイ。
悪い点
・低音の迫力は控えめ。力感重視の音源では大人しすぎる。
・良くも悪くもかなり味付けはあり、音源は選ぶ(ゆったりと音楽を聴くイヤホンであり激しい音楽を聴くのは向かない)


音質評価 88点
1、広がりと響きを重視したかなり独特な音。中音域の艶っぽさはかなり魅力的。
音はなかなか良いですが、かなり独特な音でオールラウンダーでは間違いなくないことだけは言っておきます。音の傾向は少し中音域が強めのカマボコですが、そこまで露骨に中音域を出している感じではないので、全体的な音場の広さも相まって音の傾向に極端さは感じません。
音の特徴は何といっても音場の広さ、音の響きの豊かさです。全帯域が広がりのある音なのですが、特に中音域の広がりの綺麗さは特筆もので、ボーカルが主体となるような音源では、ホールで歌っているような自然な広がりのある良い意味でイヤホンらしからぬ音が聴けます。とても面白い音の表現で個人的には唯一無二の魅力があると思いますが、良くも悪くもそういった「このイヤホン特有の味」はかなり強く出るので、クセの少ないイヤホンを探してる人には向かないですね。


音のバランス
高音域 □□□■
中音域 □□□□
低音域 □□□
2、音のバランスは中音域が強めな軽いカマボコ。全体的なゆったりとした広がりのある音が魅力的で、かつ中音域主体のイヤホンにありがちな曇り感がなくとても抜けが良くスッキリとした音が魅力。
音の傾向は軽く中音域が前に出るカマボコ傾向で、音場はイヤホンとしてはかなり広めです。
高音域
高音域は刺激が少なく非常に抜けが良い伸びやかな音を鳴らします。シャリシャリという刺さりやすい帯域は少し抑え気味に鳴りますが、音の明瞭さは損なわれておらず、鮮やかな音をしっかりと鳴らしつつも伸びやかで聴きやすい音になっているのがポイント高いです。
中音域
中音域は自然な広がりのある暖かみがありつつ、抜けが良くしつこさが無い音を鳴らします。ボーカル帯域の質感の良さは特筆もので、特に女性ボーカル等の少し高めの帯域のボーカルの音を、木のハウジングを使った適度な響きを乗せてとても聴きごたえのある艶やかさで鳴らしてくれます。こういう艶やかな音というと少ししつこさがある音を想像する人も多いと思いますが、このイヤホンはとても音の抜けが良いので、変に音像を大きく強調したりせず、自然な広がりで表現してくれます。
低音域
量感が少な目でサッパリとした音です。中音域が魅力的なイヤホンの多くは低音域がやたらゆったりとした音で、全体的に野暮ったい音になりがちなのですが、このイヤホンは低音はかなり歯切れの良いサッパリとした音で鳴らしてくれるので、中音域の表現力の豊かさがありつつも、全体的にはスッキリとした音になっているのがポイントが高いですね。ただ低音域の量感は少なめで、かつ重低音の表現力もイマイチなので、力感重視の音源とかは合わないです。


おススメ度 89点
3、とても特徴的な音の広がり、響きを重視した音がとても面白い、唯一無二の魅力を持ったイヤホン。ただし、良くも悪くも人も音源も選ぶイヤホンでもある。
個人的にはかなり好印象で、私みたいにイヤホンを沢山持っている人からすると使い分けとして最高に楽しめるタイプの音を鳴らしてくれます。逆に言えば、これ1本でどんな音源も鳴らせるみたいなイヤホンではなく、ジャンルをしっかり選ぶイヤホンでもあるので、好き嫌いもしっかり分かれるイヤホンだと思います。中音域の響き、広がりのある音を重視している人には、他のイヤホンが物足りなく感じるくらいハマる人が多い魅力を持っているイヤホンだと思います。個人的にデスメタルは流石に合わないけど、ジャーマンメタルとかの綺麗なクリーントーンのメタルだったら結構合うので気に入っています(笑
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